すみれブログ
日本一のお金持ち
2014年12月4日

円安が凄い勢いで進んでいる一方、原油価格が大幅に下落していますね。そのおかげでガソリン価格も横ばいか徐々に下がっています。原油価格の下落が円安を相殺する結果となり、景気にはそれほど影響がないようです。

 

報道によると今回の選挙も自民が圧勝しそうな勢い。このタイミングでの原油価格の下落とは安倍首相も強い運の持ち主のようです。

 

ところで、みなさんはいま日本一のお金持ちは誰だかご存じでしょうか。

 

ユニクロ社長の柳井さん?、サントリー社長の佐治さん?、それとも楽天社長の三木谷さんでしょうか。たしかに皆さんたいへんなお金持ちですが日本にはそれを遙かに上回る大富豪がいます。

 

それはソフトバンク株式会社の孫正義さんです。

 

孫さんが14年前に投資した、中国のインターネット通販最大手のアリババグループが今年の9月19日にニューヨーク証券取引所に上場しました。これにより株式の3割を所有するソフトバンクが実質的には8兆円もの含み益を得たそうです。

 

孫さんが投資した額は20億円。

 

これが14年後に4000倍になって戻ってきたのです。実際に株を売却したわけではありませんのであくまでも含み益ですがそれでもものすごい額ですね。

 

あのマイクロソフトのビルゲイツの総資産額が6兆円とも7兆円ともいわれていますが、それを上回るのは間違いなく、もしかして世界でも5本の指に入る大富豪ではないでしょうか。(ちなみに世界一の大富豪は国そのもののを私物化しているアラブの国王や北朝鮮の金一族といわれていますが…)。

 

そして何がスゴイかというとその総資産額はもちろん、10数年前に中国杭州市のアパートの一室で立ち上げたばかりの零細企業に20億円ものお金を投資したという、孫さんの経営者としての手腕です。

 

まぁ普通の経営者であれば20億円もあれば、事業をさっさと譲って毎日遊んで暮らしたいと思うのですが、そうは考えず、もしかしたら事業に失敗して倒産してしまう危険性のある零細企業にこれほどの大金を投資するあたりがやはり天賦というか普通の経営者とは違うんでしょうね。

 

しかも14年前といえば、いまでこそ世界一のインターネット通販企業となったAmazonもそれほど知られていなかった時代ですから如何に先見の明があったか。

 

東日本大震災の時には100億円もの大金を寄付したことにはびっくりしましたが、日本にも凄い人がいるものです。

 

ちなみに、ソフトバンクというとIT企業や通信関連企業と思う人がいますが、その実体は将来有望な企業を買収してグループ傘下におさめる巨大投資会社です。

 

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