すみれブログ
流山橋
2014年08月21日

千葉県流山市と埼玉県三郷市との間を流れる江戸川には流山橋という橋が架かっています↓。

無題

 

 

 

 

 

 

Wikipediaより引用

この橋にはこの付近の主要道路である、草加流山線や流山街道が繋がっているのですが、ここが交通のボトルネックとなり、慢性的な渋滞が日常化しています。

 

特に夕方のラッシュ時はひどい状態でここを通過するだけで1時間以上要することも珍しくありません。信号が青に変わっても車1台分くらいしか動けないような最もイライラするパターンの渋滞です

 

しかも、この渋滞を避けるために隣接するルートを利用しようにも、上流側にある野田橋はこれより約10km先、下流側の上葛飾橋はこれより約7km先ですので事実上ここを迂回するルートはありません。

 

この渋滞に嵌る度に「行政は何をやっているんだ!」と怒り心頭になるのですが、よくよく調べてみると行政側も手をこまねいているわけでなくそれなりに対応を考えているようです。

 

行政側としてはその近くに新流山橋という片側二車線の高架橋を計画しているようですが、完成予定はなんと平成39年(…ってもう死んでるわ!)。通勤や生活道路として利用している人たちは、あと10年以上も現状で我慢するしかありません。それより、この橋はできてから既に50年近く経つ上に、写真を見ても分かるように欄干は錆だらけですのでそれまで持つのか心配です…。

 

何でそんなに時間がかかるのかというと、その理由は色々あるようですが一番の問題はやはり用地買収や地域住民の反対。

 

昭和40年に今の流山橋ができた頃はまわりは田圃ばかりでしたが、今では住宅が密集していて新しく道路を作る余地はありませんし、新しい高架橋ができるとそれに繋がる道路も高架になるため、日当たりが悪くなったり排ガスや騒音等の影響で環境が悪化するところも出てきます。

 

パブリックコメントなんかを見てみると、渋滞が解消されて交通の便が良くなるのを歓迎する意見がある一方、自分たちが損をするのは嫌だという意見もあり、立ち退きや環境悪化が免れない人たちにしてみれば当然の反応です。

 

あっち立てればこっち立たずで、公共事業というか政治の難しいところですね。

 

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