すみれブログ
痔の治療にいったのに胃潰瘍の治療もする羽目になった話
2016年12月6日

先月中旬に痔の手術を受け1週間ほど入院してきました。

 

思えば30年以上に亘って痔主でした。中学生の頃からなんとなく便秘気味で毎回トイレでいきんでいたのが悪かったようで知らず知らずのうちに悪化していったようです。特にここ10年程の進行度は第三度の内外痔核で手術しか根治する方法がない状態でした。

 

でもなかなか時間もとれないし手術後は相当痛いと訊いていたのでなんとかだましだましきたのですが先々月にとうとうエクスプロージョンしてしまい、ここで観念した次第です。

 

詳しい描写はグロいのでやめますが、動くだけで激痛が走る状態で仕事どころか日常生活にも支障をきたす状態となってしまったのです。

 

まぁ痔自体は良性の疾患ですのでこれが直接の原因で死に至るようなことはありませんが痛いのは相当辛いです。しかもさらに問題なのは痔だと思って放置していたら末期の大腸癌だったというのが怖いそうです。

 

それで念のために初めて大腸検査も受けたのですが、ポリープもない極めて綺麗な状態でした。便秘を繰り返したわりには赤ちゃんの肌のようなきれいなピンク色で一安心です。

 

手術自体はわずか20~30分程度で無事完了です。入院したのは専門病院でしたので難しい部位にもかかわらず医師の手さばきも一流の料理人の如く見事でした(腰椎麻酔ですので見えないけど意識はある)。後で見せて貰ったのですが血豆のような痔核を5~6個とったようです。この血豆が長年苦しめてきた犯人だったのですね。

 

手術中は麻酔が効いているため全然痛くないのですが麻酔がきれた後はじんじんと強烈な痛みが襲ってきます。

 

ですので通常は手術が終わった後は感染予防のための抗生剤の点滴と痛み止めが服用されるのですが実はこの痛み止めの薬が問題でした。

 

去年の今ごろのブログで書いたのですがこの痛み止め薬はあのロキソニンです。

 

飲むときにちょっと躊躇したけど去年の胃潰瘍の原因がこの薬と断定されたわけでなく、しかも今回は胃薬と一緒に飲むし、とにかくそのときはとにかく痛みをやわらげたくて余り気にしないで服用してしまったのです。

 

おかげで痛みも和らぎなんとか寝れるようになりました。そして次の日からは1日3回、食後にこの痛み止めを飲むことになったのですが、朝食後になんとなく懐かしい胃の違和感。

 

もしかしてと思い看護師さんに事情を話してすぐに薬を変えて貰ったのですが、その後も食欲がなく胃の調子も優れず、なんと翌日にはあの黒い便がでてしまったのです。

 

そう、手術後に服用した痛み止め薬で胃潰瘍になってしまったのですorz。

 

これにはさすがに医師も慌てたようですぐに血液検査やら点滴やらでその後は2日間の絶食。入院3日目からは胃潰瘍の治療をすることになってしまいました。

 

胃潰瘍の治療は胃潰瘍治療薬の服用と飲み物以外の絶食です。手術後の痛みはある程度覚悟してたので我慢できたのですが絶食による空腹は予想外でしたのでこれは辛かったですね。空腹だとなかなか寝付けないのです。おかげで痛みと空腹のダブルパンチでちょっとした地獄のような入院生活でした。

 

でも幸い気がつくのが早かったため胃の出血もたいしたことがないようでその後の胃カメラ検査の結果3日後には食事解禁となり、取り敢えず空腹地獄からは解放されました。ちなみに結局この入院期間中におしりの穴と口の両方からカメラを入れられたことになります。

 

ん~、やはり去年の胃潰瘍の原因はロキソニンだったのですね。今回の件で確定しました。もちろんロキソニンという薬は殆どの人にとって優れた鎮痛解熱効果と安全性を備えた良い薬ですが私には体質的に合わないのが分かりました。

 

ということで家族にはさんざん呆れられてしまいましたが、タイトルとおり意を決して痔の治療にいったのに胃潰瘍の治療もする羽目になったという情けない話でした。

 

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