すみれブログ
努力すれば夢は叶う!?
2015年08月21日

受験生の高3の娘。勉強が好きでないくせに大学には行きたいというイマドキのふざけた子供ですが、本人が望んでいる以上、少なくとも自分が親にして貰ったことくらいはしてやろうかと思っています。

 

でも、高い学費を負担する以上、やはりそこそこ名の知れた大学に行って欲しいと思うのが親心。本人もそれなりに目標の大学があるようです。

 

ただ、親に似てあまり出来が良くなく独学では到底無理そうなので近所のちょっと名の知れた予備校に通わせているのですが、その学費がびっくりするほど高額で泣きたい心境です。

 

ところで、娘が今週その予備校の夏期合同特訓と称した都内のゼミに通っていたのですが、そのゼミで行った英単語の試験でトップをとった生徒にその勉強法を全生徒の前で発表させる機会があったそうです。

 

予備校関係者としては、その予備校が勧める参考書や勉強法のおかげで成績が伸びました、てきな回答を期待してたようですが、なんと、その子は、「スマホの無料アプリを利用したおかげ」と回答したのです。

 

それはゲーム感覚で受験に必要な英単語を自然に覚えることができる無料アプリだそうで、しかもその予備校が勧める参考書や勉強法は一切しなかったとのことです。

 

そのときの予備校関係者の慌てふためきぶりは想像に難くないのですが、考えてみれば、できる子というのはどんな勉強方法でもできるわけで、できない子達がその無料アプリで成績が伸びるかどうかは疑問です。そうなるとやはり普通の子は予備校などの他人の力を借りる必要があり、遺伝というか、持って生まれた才能には敵いません。

 

そういえば、先日甲子園の高校野球大会が終わり、将来プロになって活躍するであろうと思われる多くのスター選手が誕生しました。

 

考えてみれば、全国数多の球児達が子供の頃から甲子園やプロ野球選手を目指して頑張っていて日々涙ぐましい努力をしていることでしょう。甲子園に出場するために親元を離れ越境入学なんていうのも珍しくありません。将来は我が子をプロ野球選手にと巨人の星の星一徹ばりの英才教育をしている家庭も少なくないかも知れません。でも、実際にその夢を叶えられるのはほんの一握りの子だけです。

 

やはり世の中努力だけではどうしようもないことも現実に多々あるわけで、これはプロスポーツだけでなく、音楽、芸術、芸能などにもいえることでしょう。どの本だったか記憶にないのですが、昔多くの文学青年が大江健三郎の文章を読んで打ちのめされて作家の道を諦めた、という話を聞いたことがあります。

 

生来の素養というか才能というのは偉大です。ただ、才能はあってもそれを磨く努力をしないと宝の持ち腐れとなってしまうことはいうまでもありませんが…。

 

ちなみにかくいう私もご覧のとおり文学的才能は皆無なのですが、幸いなことに特許明細書や特許の手続には文学的才能は不要ですのでなんとか飯を食っていけてる次第です。

 

プロ野球選手などに比べれば大学受験の場合はずーっとハードルが低いわけですから、取り敢えずうちの場合は「努力すれば必ず夢は叶うよ」と日々洗脳している状況です。

 

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