本日(4月1日)から新しい商標の受付が始まりました。
今まで商標は視覚に訴えるもの、つまり目に見える文字やマークしか保護されませんでしたが、昨年商標法が改正されて、本日からは音やメロディも商標として保護されるようになりました。
これには世間でも関心があるようでNHKでもニュースになっています。
ただ、実務家の感想としては、それほど需要はないのではないかと思います。
そもそも音やメロディーを商標として使用しているのは、ラジオやテレビでCMを流しているような大企業が中心で、取り敢えずひととおり登録が過ぎると、その後はあまりないような気がします。
まぁ、かつて?の地域団体商標のようなものではないでしょうか。さすがに平成3年のサービスマークのような特需は無いでしょう。
ただ、音の場合、類似や権利範囲はどのように判断していくのか、これから判例や実務が積み重ねられることで徐々に確定していくのでしょうが関心があるところです。
でも、もしかして特許庁があっと驚くような出願もあるかもしれませんね。例えば、商品を食べたときの音や商品をシャカシャカ振ったときの音とか…。ちなみに確認したわけではないのですが、米国では大型バイクで有名なハーレーダビッドソンがバイクのエンジン音を商標登録しているとか。
もちろん弊所では新しい商標にも完璧に対応できますので、ご希望の方は是非ご相談ください。