すみれブログ
病院の待合室で思ったこと
2015年02月9日

先週は連日中東から大きなニュースが次々と送られてきましたね。今現在、実際に同じ地球上で起きてるとはにわかに信じ難い目を覆うような凄惨な映像がインターネットを通じて全世界に配信されています。

 

さて、同じく先週の初め、定期的に通院している病院の待合室での出来事。

 

一通りの診察を終え、最後の会計で順番待ちをしていたところ名前を呼ばれて立ち上がった年配の男性が右腕を大きく振り上げたかと思うと、持っていた診察券をいきなり窓口の女性めがけて投げつけたのです。

 

投げ付けられた診察券はカウンターでバウンドした後、その女性の体に当たって床に落ちました。

 

窓口の女性は一瞬びっくりしたような表情を見せたのですが、その後は何事もなかったように診察券を拾い上げ、淡々と会計処理を済ませたのです。その男性は「おそい」と一言だけ発した後、請求されたお金を投げつけるようにして出て行ってしまいました。

 

どうやらその男性、予約したにもかかわらず長時間待たされたことに腹を立てたようで、ついに我慢しきれなくなって会計窓口の女性にあたったようです。

 

気持ちは分かりますが、酸いも甘いも噛み分けた筈の年代の人がやる行為ではありません。せめて苦情をいうとか、さっさと帰ってしまうとかその前にやるべきことがあるはずです。

 

この男性のように病院で待たされたくらいで切れてしまうのはどうかと思いますが、こういった衝動的な行動をとる人は基本的に我慢強い人が多い気がします。不満があってもいちいち文句をいうよりも多少のことなら我慢してしまう。我慢の閾値が高いのです。日本人に多いタイプです。

 

でも、我慢した分たくさんのガスが溜まってきますので閾値を超えると一気に爆発してしまうのでしょう。ガス抜きが下手なのかもしれません。

 

国民全員が当然に世界最高水準の医療を受けられる日本。

 

かたや理不尽(※1)な理由で簡単に命を奪われてしまう某国。

 

あまりにも対照的な出来事に世の中の不条理(※2)を考えさせられた次第です。

 

(※1)

【理不尽】
強い力を持った者が一方的に主張を通すこと。

(※2)

【不条理】
筋道が立たないこと。

 

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