すみれブログ
自己評価と客観評価
2014年06月6日

ネットで調査をしているときに面白い記事(ココを見つけたのでそれについてチョット触れてみたいと思います。

 

刺激的なタイトルですが、この記事によれば多くの場合、自己評価は客観評価よりも20%程度高いそうです。

 

その根拠となるデータは示されていませんが、経験的にたしかにそんな気がしますね。

 

人は誰しも「自己愛」というものがあって自分にとっては自分自身が唯一無二の貴重な存在ですから、自己評価が客観評価よりも高くなるのは当然と言えば当然です。

 

ただし、この自己評価と客観評価との差が大きすぎると、現実社会ではいろいろと問題が起きてくるようです。

 

自己評価が高すぎるとそのギャップに対する不平不満に苛まれます。

 

例えば、会社員であれば給料が安すぎたりポストが低すぎるという不平不満が出てきます。また、記事のように振る舞って周りから反感を買ってしまうことにもなります。

 

就職活動では自分の学歴や能力以上の職業ばかり希望してなかなか就職できません。妥協した就職先でも評価されていないと感じると次々と転職を繰り返します。

 

結婚も然り。女性の場合は高収入、高学歴、イケメンの相手を求め、男性の場合は若くて美しい女性ばかり求める結果、貴重な縁を逃がし、いたずらに歳だけを重ねることになってしまいます。

 

反対に自己評価が低すぎる場合も問題です。

 

努力して頑張れば試験でも何でも合格できるのに、はなから諦めて自分の可能性を潰してしまったり、周囲からみれば十分可愛いのに自分は醜いと勘違いして不必要なダイエットや整形をしたりして却ってひどくなるというひともいます。

 

ただし、日本人の場合(というほど多くの外国人を知っているわけではないのですが…、)には、謙遜や謙虚が美徳とされる文化がありますので、自己評価が低い人ほど客観評価が高くなるという傾向があり、むしろ損することは少ないように思います。

 

そうすると、自己評価はなるべく低くした方が色々得なことが多いと思いますが、やはりこれはケースバイケースですね。

 

例を挙げるまでもないでしょうが、場合によってはむしろ大風呂敷を広げたり、自己暗示を掛けるという意味で意識的に自己評価を高めた方がいいときもあります。特に、営業なんかの場合には謙遜ばかりしていたら一向に客がつきませんね。

 

その結果、失敗して客観評価を下げてしまうこともあるでしょうが、一生懸命頑張ったという自己評価が得られば、それはそれでいいような気がします。

 

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