市役所や社会保険事務所等の役所から届く手紙はろくでもないものばかりで開封する気にすらならないのですが、同じ役所でも特許庁から届く手紙には嬉しいものがあります。
弊所はもちろん、殆どの特許事務所は電子出願システムを用いたインターネットを介して特許庁との書面のやりとりを行うため、実際に特許庁から郵便物として届く書類はそれほど多くありません。
その郵便物のなかでもとりわけ嬉しいのがなんといっても特許証です↓。商標の場合は商標登録証ですね。
特許庁ホームページから引用
私もこれが来た時点でようやく一仕事終えたという感じです。特に、特許出願が初めてという依頼人はこれを送るととても喜んでくれます。なかにはわざわざお礼の連絡を頂けることがあります。しっかり費用を頂いた上で感謝までされる。弁理士やっててよかったと思う瞬間です。
ちなみに出願人が複数いる場合、つまり共同出願の場合はその数だけ同じ特許証が届きます。また、外国で特許を取った場合もその国毎に特許証が送られてきます。ただし、ＥＰＯ（欧州特許庁）経由で特許を取得した場合には、指定国がいくつあろうとＥＰＯで発行された特許証しか送られてきませんので、がっかりする依頼人もいらっしゃいます。
