すみれブログ
続けることの大変さ
2016年09月5日

木曜日のセミナーには予想外に大勢の方に参加して頂いてありがとうございます。知的財産権という正直あまり馴染みのない(面白くない?)テーマですので数人でも集まれば御の字と思っていましたから嬉しい次第です。

 

教科書に書いてあるような内容をダラダラ話したのでは退屈だろうと思いましたのでなるべく実務に近いテーマでいろいろお話ししてみたのですが如何でしたでしょうか?

 

相変わらず滑舌の悪さと言いますか抑揚や間の取り方とか話の流れとか殆ど成長しておらずお聞き苦しいところがあったならばお詫び致します。

 

さて、街を歩いていると様々な変化に気付かされます。やはり職業柄、ビジネスに関連する気付きが多いのですね。

 

あっこの間オープンしたばかりの○○○店がもう別に店に変わっているとか、よくもこんな辺鄙な場所で商売ができるなぁとか…、まぁ人ごとですので勝手な想像を膨らませて楽しんでいる次第です。

 

成熟した街ではもう大幅な人口増加は望めないでしょうから新規参入者があればそれと同じくらいの退場者がいるわけで考えてみれば健全な新陳代謝がなされているといえます。

 

商標権は10年毎に更新を繰り返せばずっと持ち続けられますので10年の満期が近づいた商標権については満期前に更新のお伺いの連絡を差し上げるのですが、なかには八方手を尽くしても全く連絡が取れないことがあります。

 

まぁビジネスの世界では10年も商売を継続するのは大変なことでふつうは起業しても3年以内には半数以上の企業が倒産または撤退するといわれていますから珍しくはないのですが縁あってお付き合いのあった会社ですのでなんやら寂しい感覚に襲われます。

 

全くの主観ですが起業が成功したといえるのはだいたい3年ではないかと思います。仮に潤沢な開業資金があったとしてもだいたい3年も経てば資金も底を突きますのでそれまでに少なくとも赤字を解消して経営を軌道に乗せる必要があります。

 

もちろん業種にもよりますが会社が3年もてばまわりからの信用もそれなりに蓄積されるでしょうからその後5年、10年と持つことが多く、やはり起業から3年間というのは1つの大きな壁ともいえそうです。

 

逆に言えば起業から3年間は全く信用のない状態ですからこの3年間を如何に乗り切るかが勝負の分かれ目とも言えます。経営というのは本人の能力や努力だけでなく多分に運にも左右されるでしょうからこの3年間は本当に大変な期間です。

 

ちなみに噂によると起業から3年間は税務調査が入らないようですからそのへんはお役所もよく分かっているようです(笑)

 

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