最近になってネットやマスコミでニュースになっているキーワード。
一体なんぞやと思ってググってみると、どうやら課税逃れをしている世界中のお金持ちや企業に関する機密情報のようです。この機密情報がある人物から漏れて世界中が大騒ぎしているとのこと。
世界にはタックスヘイブンといって税金が一切かからない地域があり、ここに世界中のお金持ち達がペーパーカンパニーを設立してこの会社に儲かったお金を送金することで見掛け上の儲けを減らして自国での納税を安く済まることができる、という仕組みを利用したもののようです。
この仕組み自体は実はどこの国でも違法ではないらしく、脱税という罪にまではならないようです。でも、本来自分の国や地域に支払うべき税金（しかもものすごい額）を免れているわけで、そうするとそのぶん国や地域の税収が減る→国は足りない分を増税する→庶民がそれを負担する、という結果になり、やはり限りなく犯罪に近い行為といえるでしょう。
そして、このパナマ文書で公開された人物や企業のほとんどが誰でも知っている国の元首や有名人、有名企業ばかりでつい先日も日本の有名企業や起業家達の実名も公開されましたね。みなさん、記者会見ではどこかの意識の低い知事の如く苦しい言い訳をしているようです。
この仕組み自体がお金持ちはどんどんお金持ちになって我々貧乏人はずっと貧乏なままという資本主義社会の典型ともいえなくはないですが、苦しい家計をなんとかやりくりしている多くの庶民感情からしてみると納得できないでしょう。
しかも、みなさん大変なお金持ちばかりで、私のような貧乏人から見るとそれ以上お金を増やして何に使うんだ、と思うのですが、まぁ、そうゆう限りない貪欲さがあるからこそ権力者やお金持ちになれたのかもしれませんけどね。
