すみれブログ
中高齢者の婚活
2014年11月25日

最近、還暦をとうに過ぎた女が結婚相談所で知り合った男性を遺産目的で次々と毒殺した容疑で逮捕されたというニュースが頻繁に流れていますね。

 

一昔前だったらチョット考えられないような事件ですが、いまや結婚相談所の主なターゲットは結婚適齢期を過ぎた人たちから中高齢者へ移ってきているようです。

 

でもこれは不思議ではないですね。いまや人生90年ですので多くの人が60歳で定年退職してから30年近い余生をおくることになります。さすがに30年は長いです。現役時代はいいけれど、引退後の30年という余りある時間をたった1人で過ごすのはどんな人でも耐えられないのではないでしょうか。

 

そうなるとどうしてもいつも傍にいてくれる伴侶が欲しくなるのが人情です。といっても中高齢者がいまから自力でパートナーを探すのは簡単でないでしょうから、結婚仲介業者のようなプロに頼ることになります。

 

実は私ことながら昔からこの結婚仲介業について少し興味がありまして一時は副業として真剣に検討したことがあったのです。まぁ結局のところ私が思い描くようなビジネスとしては成り立たないとの結論に至ったわけですが、この業界も需要は底堅く当分はなくならないというか寧ろ増えるのではないかと予想しています。

 

でも、パートナーに求める条件はいつの時代もどの年代も同じです。つまり男性が女性に求めるものは「若さと美貌(健康)」、女性が男性に求めるものは「収入と財産」です。実際問題としてこれらのミスマッチに加え、既に価値観が凝り固まった者同士が長年連れ添った夫婦のような関係を築くのは簡単ではないと思います。実際に35歳過ぎてからの結婚の確率は3%という統計もあります。

 

そんな現状の中、定年後は日本を離れてタイやカンボジアのような東南アジアに移住する人が増えているようです。中国はもう無理ですが、タイやカンボジアあたりではまだまだ日本との経済格差が大きいですので20歳以上も歳の離れた現地の若い女性と結婚することも可能だそうです。

 

ですが、やがてこれらの国も経済発展すればそのうち日本の中高齢者も相手にされなくなるでしょう。

 

それではどうするか。

 

やはり最後の頼りはロボットになる思います。かつてこの記事に書いたように高性能のAI知能を備えた人型ロボットが高齢者の身の回りの世話をし、話し相手になって高齢者の心の隙間を埋めてくれるのです。

 

やがて人型のロボット産業が自動車産業と肩を並べるような日本の一大産業となり、車を買うようにショールームに展示してある数多くのロボットの中から気に入った物を買うようになるでしょう。ロボットですから容姿や年齢、性格まで自由に選ぶことができます。

 

そして車のように5年おきに新しい高性能のロボットに買い換えるというような時代が間もなく訪れると思います。もしかしたら故障して人間に危害を加えないように2年おきに車検ならぬロボ検が義務づけられるかも。

 

手塚治虫が描いた壁掛けテレビや腕時計型の携帯電話はすでにできてますので、鉄腕アトムのように人間と自由にコミュニケーションをとることができる人型ロボットも近い将来間違いなく実現されると思います。

 

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